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日高報知新聞

サクラを植えて環境を学ぶ 手塚組が恒例の「緑の学校」を開催【浦河】

金田樹木医(右)からサクラの特徴などを学ぶ子どもたち

 浦河町西舎の建設会社手塚組(手塚純一社長)は13日、浦河町西舎のアエル敷地内の優駿の里公園駐車場で恒例の「桜を植えて環境を学ぼう!第12回緑の学校」を開催した。町内の幼児から高校生までの子どもたちとその保護者らが参加し、樹木医の金田正弘さんを講師にサクラの種類や生態について学んだ。

 「緑の学校」は、同社が地域の子どもたちに土木の啓発と自然環境や郷土学習への理解を深めようと、パシフィックコンサルタンツ(本社・東京)と町のサクラ並木の維持管理をしている金田樹木医の協力のもと2011年から毎年開催している木育イベント。町商工観光課や町教育委員会とも協働し、町の桜の名所「優駿さくらロード」の桜並木再生・維持保全に向けた貢献活動も兼ねている。これまで植樹した桜は約30種、計131本となった。

 例年、11月18日の〝土木の日〟にちなんだイベントとして桜の木の植樹や移植、傷んだ木の手入れなどに取り組んできたが、今年は、これまで参加してくれた子どもたちが植樹した桜が成長し、きれいな花を咲かせるようになってきたことから、子どもたちと活動の成果を確認しようと観桜会を兼ねた学習機会として実施した。

 この日は、浦河町教育委員会の浅野浩嗣教育長も参加。あいさつで浅野教育長は「桜まつりは終わったが、まだまだここにはいろいろなサクラが咲いている。樹木医の金田先生からサクラについて学び、さまざまな体験してほしい」と呼び掛けた。

 緑の学校の授業では、子どもたちが金田樹木医と一緒に花を咲かせているサクラの木を見て回り、紅華(こうか)や関山(かんざん)、松月(しょうげつ)などといったさまざまなサクラの花の色や形、匂いなどを観察し、種類による違いや特徴などを学んだ。

 このあと、木工作にも取り組み、ノコギリを使って丸太を切る体験やコースターやサクラの花びらのしおり作りなどを楽しんだ。

 金田樹木医は「緑の学校を始めた頃に参加してくれた子どもたちは、もう20歳を過ぎている。これまでに植樹した木は、鹿に食べられてしまったものもあったが、こうして花をつけるまでに成長した」と話した。

 企画運営している一般国道236号浦河町浦河道路除雪維持外一連工事(室蘭開発建設部発注)の及川創現場代理人は「今回、初めてサクラが咲いている時季に開催した。植樹や移植も含めて地域の観光資源であるサクラについて子どもたちの理解が深まる活動に取り組んでいきたい」と話していた。

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