静内地区のトップを切って田植えをする帰山諭さん＝18日＝

【新ひだか】水がぬるむ春本番を迎え、米どころの静内豊畑地区で18日から田植えが始まった。昨年の日高地方は、作況指数が１０５の「やや良」と豊作の年となり 、水稲農家は今年も更なる豊作に期待を寄せている。

　静内豊畑は水稲農家が集中している水田地帯。11・５㌶の水田に「ゆめぴりか」と「ななつぼし」を半々に作付けする帰山薫さん（71）、諭さん（47）親子は、祖母を含め家族６人総出で静内地区のトップを切って田植えを始めた。

　長男の論さんは６年前まで静内農高の職員（農務従事者）を20年間勤め、生徒の農業実習の指導に当たってきた営農の専門家。

　昨年は全道的に作況指数が１０６の「良」で、今年の収穫が期待される諭さんは「今年も順調に稲が育ち、秋の豊作を願っている」と話した。

　静内地区の田植えはこれからが本番。豊畑では18～20日に一斉に田植えが始まり、約１週間程度作業が行われ、秋の収穫まで順調な天候を願いながら田植えが本格化している。