元気に帰ってきてね! 園児たちがサケ稚魚放流【えりも】
【えりも】園児たちに育てる漁業を体験させようと町商工会青年部(植木紀喜部長)は15日、歌別河口クリーン作戦とサケ稚魚の河川放流を行った。日高管内さけます増殖事業協会が協賛。
この日は、無風で海辺は凪の絶好の日和に恵まれ、私立光の園幼稚園、中央・えりも岬・庶野保育所の年長園児計30人が歌別川河口に到着すると、商工会青年部員、町建設協会会員、町役場産業振興課職員、漁協職員、室蘭建設管理部の笹谷宏樹浦河出張所長らが出迎え歓迎。
増殖事業協会の清水勝専務が「この川は、きょう皆さんが放流するサケの赤ちゃんが海に出る場所なのできれいにしてあげましょう」と呼び掛け、園児たちは砂浜の漂着木片の間から、ビニールや空き缶、ペットボトルなどを真剣に拾い集めた。
歌別川上流のえりも・歌別ふ化場(利浪隆亮場長)では、清水専務から、これから放流するサケの稚魚は3~4年後にえりもの海に戻ってくることを説明。園児たちは平均6・5㌢ほどに成長して、飼育水槽内を群れて元気に泳ぐ稚魚に餌を与えながら観察。
放流は、コップに10匹ずつ入れた稚魚を園児たちが放水路から2回ずつ「元気に帰って来てね!」「いってらっしゃい!」と声を掛けながら放流。そばでは、町のマスコットキャラクター・ウインディーくんも手を振って稚魚の旅立ちを見送った。
同ふ化場では、サケ稚魚800万匹を5月下旬までに歌別川へ放流する。
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