第１０１回東北海道商工会議所連絡協議会（会長・川田章博帯広商工会議所会頭）が１７日、釧路センチュリーキャッスルホテルで開催され、道東の９商工会議所から来賓ら合わせて約１５０人が出席した。

　同協議会は釧路、根室、帯広、北見、網走、紋別、遠軽、美幌、留辺蘂の各商工会議所で構成。直面する産業経済、地域開発など諸問題について討議研究し、地域総合経済団体としての使命を達成するために発足した。第１回目の開催は１９４７年。毎年各地域持ち回りで行われ、釧路では２０１２年以来の開催。

　 協議会を代表して川田会長は「東北海道の皆さんは昔から手と手を取り合って経済のさまざまな問題に対応してきた。今、特に大きいのが物流問題。地域と地域が助け合い、明日に向かって取り組まなければならない。高騰する電気を含めたさまざまな課題を、われわれの力を結集して道、国に訴えていきたい」とあいさつ。開催地を代表して栗林定正釧路商工会議所会頭が「東北海道がまだまだ積み残している諸課題の解決、実現と発展の扉を開くことを祈念、期待している」と歓迎した。

　議事では４３件の提案説明が行われ、全議案が全会一致で採択された。議決案件は７月１日に苫小牧市で開かれる全道商工会議所大会に提出される。

　来年度の開催地は紋別市で、片岡一道紋別商工会議所会頭があいさつして参加を呼び掛けた。

写真／協議会であいさつする川田会長