両親と共に過ごすひな（市丹頂鶴自然公園提供）

釧路市公園緑化協会（中田欽一郎理事長）は１６日、指定管理者を担う市丹頂鶴自然公園でタンチョウのひなが誕生したと発表した。同公園でのひな誕生は今月２日以来２羽目。 　ひなは、園内のＩケージで飼育中のつがい「ドウサン」（雄）と「エムコ」（雌）の間で誕生。４月９日に産卵し、今月１１日にふ化したとみられ、１３日に確認した。 　同公園を所管する釧路市動物園の吉野智生学芸専門員（ツル担当）によると、ひなは大きさが約１０㌢で、与える小魚を食べるなど健康状態は良好。性別は不明だが、生後２カ月半ごろをめどに採血して判定する。放鳥か飼育かの方針もそのころまでに決め、飼育の場合には名前が付けられる予定。吉野専門員は「来園してひなの成長を見守ってほしい」と話している。 　開園時間は午前９時～午後６時。問い合わせは０１５４（５６）２２１９へ。