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日高報知新聞

ミニトマト「太陽の瞳」の出荷が始まる 道内トップクラスの販売額【新ひだか】

ミニトマト「太陽の瞳」の出荷が始まったJAしずない選果場=15日午前9時=

【新ひだか】しずない農協の選果場=静内木場町1=で静内産ミニトマト「太陽の瞳」の出荷が始まった。昨年は1年を通して天候不順が続き、収穫量が減少し、生産販売額は8億3824万円(前年比842万円減)となり、関係者は今年の順調な生産に期待をかけている。

 静内産ミニトマトは農産物の主力品目。栽培農家は糖度が高い高品質の「キャロル10」に品種を統一し、道内でもトップクラスの販売額となっている。今年は49戸の農家が、前年よりやや減少した約30㌶に作付けし、出荷額を9億2100万円に設定している。

 選果場での出荷は4月21日から稼働を始め、出荷量はまだ少量だが、これから徐々に本格化する見込みだ。

 しずない農協によると、4月は天候も順調で5月に入り低温が続いたこともあって出荷できるミニトマトは少し遅れているが、現段階では例年並みになってきたという。市場価格は、札幌では1㌔650円前後で取り引きされており、現在は地元や道内向けに、6月からは首都圏や中部、関西方面への出荷が始まる。

 昨年同様に新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で、選果時はコンベアの中心にビニールシートが設置されている。学校やレストランでの需要は戻りつつあり、新型コロナも第5類となったことから、店頭販売の需要が伸びることを期待している。

 選果ラインの稼働は、初夏と秋にピーク(6月下旬から7月上旬と9月下旬から10月上旬)となり、40人以上の作業員が選果や箱詰めする作業は11月中旬まで続く予定。

 同農協では2023年度の農業振興計画(5箇年の最終年)でミニトマトの生産額10億円を目標にしており、今年の2組の新規就農者を含め、拡大、増産に向けた諸対策に取り組む方針だ。

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