「春カニ合戦」のポスター

　【網走】流氷明けの春が「特においしい」とされるオホーツク海のカニを食べるイベント「春カニ合戦in網走」が21日、道の駅「流氷街道網走」の特設会場で開かれる。

　網走の〝おいしい旬〟を再発見し、広く発信する「あばしり旬まつり事業実行委員会」が「流氷明けのカニはうまいんです」と開催する春の恒例行事。新型コロナの影響で２０２０年と21年は実施を見送っており、今回は22年に続き２年連続の開催となる。

　本年も、近年は高騰している毛ガニの浜値特価販売をはじめ、まつりを盛り上げるステージイベント、名物の「かにまき」など、多彩な催しが行われる。

　午前10時、東農大応援団やチアガールらによるオープニングセレモニーで合戦がスタート。ステージは同10時半の「みんなで乾杯」で会場の一体感をつくり出す。

　Ｋ３ダンスカンパニーやＹＯＳＡＫＯＩソーランが会場を盛り上げるほか、フラダンス、網走健康カニチョッ筋体操なども催される。

　大抽選会は午後１時スタート。今年も毛ガニやズワイガニのほか、市内ホテル宿泊ペア券、ドリーミントオホーツク号乗車券などが当たる。

　春カニ合戦名物「カニまき」は、午前11時半と午後３時の２回行われる。それぞれ１００人、計２００人が参加できるスペシャルイベントだ。

　参加する権利は、チケットについている「カニまきエントリー抽選券」１枚につき１回「スピードくじ」を引き、当選者が選ばれる。

　受け付けは１回目分は午前10時から、２回目分は午後１時からで、１００人目の当選者が出るまで先着順で行われる。

　会場には、市内飲食店が趣向を凝らしたカニ料理などを提供する屋台村とキッチンカーが登場。お祭りグルメと合わせて、さまざまな飲食を楽しめる。

　オホーツク産直市場かにやは「特製蟹海鮮ちらし鮨」や毛ガニとタラバ、ズワイの入った特製カニ汁などを用意する。

　大谷蒲鉾店の揚げたてかまぼこのほか、喜八は北斗ポークのもつ煮込みを提供。ＭｉｎＭｉｎの焼き鳥、ＮＥＯ屋台ｙａ！ｔａｉのアジアン料理も人気を集めそうだ。

　網走のゆるキャラ「ニポネ」をかたどったおやき「ニポネ焼き」や、子どもたちに大人気のエアドーム「ふわふわニポネ」もお目見えする。

　イベントは午前10時から午後４時まで。雨天決行。

　会券は飲み物の引き換え券２枚、カニまきエントリー抽選券、抽選会の抽選券のセットで前売り１千円、当日１２００円。

　問い合わせは同実行委員会事務局の網走市観光協会（☎１０５２―44―５８４９）へ。