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函館新聞

垣ノ島、大船両遺跡、縄文センター入場者が大幅増【函館】

デジタルコンテンツが好評の垣ノ島遺跡(提供)

 世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」垣ノ島(臼尻町)、大船(大船町)の両遺跡と函館市縄文文化交流センターの2022年度の合計入場者は、10万9817人となり、21年度の8万2391人を2万7426人上回った。新型コロナウイルスの行動制限が大幅に緩和したことに加え、昨年夏から導入したデジタルコンテンツで新たな楽しみ方が増えたことが要因とみられる。

 施設別の入場者は、市縄文文化交流センターが3万6936人で前年度比7098人増。大船遺跡は2万9403人で同3721人増。垣ノ島遺跡は4万3478人で同1万6607人増えた。垣ノ島は22年7月オープンのため、7月~翌年3月の比較では2207人増となる。

 垣ノ島ではAR(拡張現実)やVR(仮想現実)で遺跡の情報を体験できるデジタルコンテンツを導入し、今年3月に整備を完了。利用者が持参したスマートフォンを使うと、縄文人の生活が目の前に再現され、一緒に記念撮影もできるなど、遺跡見学の多様な楽しみ方ができると評判になっている。

 また、今年3月にはこれまで臨時駐車場しかなかった大船遺跡に、乗用車24台と大型観光バス3台が利用できる専用駐車場が完成。同時に尾札部道路の開通で両遺跡間の移動時間が短縮し、利便性も向上した。

 市教委は「コロナの5類移行に伴い、函館を訪れる観光客も増えている。特に海外の観光客は世界遺産への関心が高いので、縄文遺跡を積極的にPRし、来場者の増加につなげたい」としている。

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