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函館新聞

北斗で春採りハクサイ出荷進む 大玉で水分たっぷり【北斗】

収穫したばかりのハクサイを手にする春山さん

 【北斗】道内一早い春採りハクサイの産地、北斗市内で出荷が進んでいる。農家は柔らかく、水分をたっぷり含んだ大ぶりなハクサイを丁寧に収穫している。

 市野菜生産出荷組合はくさい部会(山本隆久部会長、23戸)は、ハウス4・7ヘクタール、露地トンネル3ヘクタールの計7・7ヘクタールでハクサイを栽培。ハウスものは早い人で4月30日に収穫がスタート、函館、札幌、旭川、苫小牧の市場へ送り出している。ハウスものは今月下旬まで、露地トンネルは同時期から6月中旬まで続く。出荷量6100トン、販売高7400万円を目指す。

 市東前の春山雅文さん(36)はハウス20棟(50アール)、露地トンネル10アールで作る。7日に収穫・出荷を始め、家族やパート9人で芯や葉を包丁で切り落とし、箱詰めする作業に励んでいる。日量300~500ケース(1ケース11・5キロ以上)を出荷し、春山さんは「今年は3月の気温が高く、ハクサイが早く出来上がった。全てLサイズ(4玉)の出荷で、出来は上々。物価高で店頭価格が高く感じると思うが、肥料代や灯油代、ビニール代、輸送費などが値上がりしており、食べる人に理解してもらえればありがたい」と話す。

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