ヤマベ釣りや稚魚放流 子どもの日親子ハイキング【平取】
【平取】振内自治会主催の「子どもの日親子ハイキング」が5日、同地区の幼児・小中学生・父母・関係者ら60人が参加し、岩知志の釣り堀「仁世宇園(佐々憲一代表)」でヤマベ釣りやヤマベの稚魚放流を楽しんだ。
ハイキングは、振内市街の青少年会館から仁世宇園まで約8㌔の行程を2時間半ほどかけて歩き、青空のもと白いコブシやピンクの山桜が点在する野山を眺めながらのんびりと散策。新緑の春の息吹を満喫した。
仁世宇園では、子ども達が楽しみにしていたヤマベ釣りに挑戦。父母から要領を教わり、慎重に竿をおろすと次々に大物が銀鱗を躍らせ、周辺では歓声が広がった。釣り上げたヤマベはさっそく調理場へ運び、佐々代表ら店のスタッフが手際よくさばき、から揚げに調理。
この後はヤマベの稚魚放流。みんなで「大きくなってね」と願いを込めて、佐々代表が長年のノウハウでふ化し育てた体長7〜8㌢ほどの銀毛の稚魚5千匹を清流の仁世宇川に一斉放流した。
昼食前に行われたヤマベ釣りの表彰で、1位は振内中3年の山口朝貴也(ときや)君、2位は振内小4年の冨田実央(みお)さん。3位は振内小3年の奥村駿斗(はやと)君。優勝した山口君は「昨年も優勝した。釣りが好きなので、魚の行動を予測して食べさせるように餌を前の方に落とした。予測通りになってうれしい。ハイキングは足が疲れたけど楽しかった」と喜んだ。振内小5年の廣川まりあさんは「今年で2回目のハイキング。足が痛くなったけど頑張って歩いた。ヤマベの唐揚げはとても美味しかった」と話していた。
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