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日高報知新聞

コロナ禍乗り越え営業続ける 道の駅樹海ロード 「さるくる」が開業3年目【日高】

開業3年目を迎えたショップ&コミュニティスペースさるくる

【日高】日高地区の道の駅「樹海ロード」内で、地域の農産物や飲食、クラフトなどを販売する「ショップ&コミュニティスペースさるくる」がコロナ禍を乗り越えて営業を続けている。

 コロナが沈静化傾向にあり、今年のゴールデンウイーク中は連日一日約1600人が「道の駅」を利用して以前のにぎわいを実感。町から地域おこし協力隊を派遣してもらうなどして、開業3年目の今年度は、わずかだが売上げはプラスになる見通しだ。

 町出身で定年退職を機にふる里へUターンし、2015年4月に民宿「ファームインひだかくるみちゃんハウス」を開業した横山敏雄代表(69)が中心となり、「ひだから直売所」が閉店することになった際に「このまま地域の野菜出荷・販売所がなくなると地域の衰退につながる」との危機感から、北海道アウトドアアドベンチャーズ(HOA)経営のオキーフ尚美さんと自然考房Nature Designing代表の鈴木宏紀さんに声をかけて「うさっぷカンパニー」を立ち上げ、20年5月9日にオープンした。現在は地元農家7戸、会員31人で運営している。

 旧直売所は、取り扱う農作物が道の駅内の飲食店や学校給食、高校の寮、高齢者福祉施設などで利用されていたほか、地域の手工芸作家さんの出品先としても活用されていた。

 「さるくる」はコロナ禍で緊急事態宣言が出されるなど苦難の中での立ち上げとなったが、「地域に根付いた直売所を維持したい。町の人が集まってくれる場所、困ったら足を運んでもらえる場所にしたい」との思いで営業。農家が作った野菜や日高・平取両町の特産品。ヤマベの天むすやチーズスフレなど地場産品を使った町民手づくりの総菜や菓子類も人気。手工芸品はトートバッグ、バスケット、Tシャツ、ネックレス、巣箱などが並ぶ。

 横山代表は「高齢化による問題もあるが、今まで何度もピンチを乗り越えてきた。地域が活性化できるよう知恵を出し合い少しでも良い方向に進めたい」と前を向く。「コロナも沈静化してきたのでドライブがてら道の駅樹海ロードへ」とPRしている。

 会社名「うさっぷカンパニー」は旧日高町の名称「右左府」から。店名の「さるくる」は「沙流川」と皆が集う「サークル」の二つの意味を持つ。

 営業時間は午前9時~午後5時。問い合わせは同店(☎090・2069・6217)へ。

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