特別職の人事案について発表する大泉市長

　函館市の大泉潤市長は１０日、特別職の人事案について発表した。副市長には田畑浩文企業局長（６１）と佐藤聖智子市民部長（５８）を起用し、田畑企業局長の後任には手塚祐一議会事務局長（５６）を充てる。常勤監査委員は小野浩氏（６２）を再任する。今月後半に開会予定の臨時市議会に選任同意案を提出する。

　大泉市長は「田畑氏、佐藤氏ともに十分な実績があり、副市長という重要な任務に最適な人物であると判断した」と話した。後任の部長級人事については、今後検討するとした。

　田畑氏は東北工大卒業後、１９８４年函館市役所入り。企業局交通部長、企画部新幹線開業イベント担当部長、土木部長などを経て、２０１９年から企業局長。佐藤氏は函館中部高卒業後、１９８３年函館市役所入り。教育委員会生涯学習部長などを経て２０２０年から市民部長。

　手塚氏は横浜国立大卒業後、１９９０年函館市役所入り。企画部計画推進室長などを経て２０１９年から議会事務局長。小野氏は北大水産学部卒業後、１９８４年函館市役所入り。議会事務局長、総務部長などを経て２０１９年から常務監査委員。