バーベキューで交流する参加者たち

　浦河町に体験移住や二地域居住する滞在者を対象としたバーベキュー交流会が８日、堺町東１のゲストハウスまさごで開かれ、15人が参加して楽しんだ。この日は山菜採りも予定していたが、雨天のため中止になった。

　体験移住や二地域居住で滞在する人を対象に、春の山菜が現われるこの時期に地元の旬の味覚を楽しんでもらうため、山菜採りとバーベキュー交流会を毎年実施している。

　交流会は正午ごろ、ゲストハウスまさご２階で行われた。山菜採り講師でうらかわ暮らし案内人の大久保直幸さんら７人と体験移住者３人（２組）、二地域居住者１人、町役場担当者の計15人が参加。

　ホットプレートを囲みながら肉や野菜、ウドの天ぷらなどに舌鼓を打ち、出身地や体験移住の動機、町内の飲食店、観光スポットなどの話に花を咲かせながら交流した。

　様似町出身で中学まで様似で過ごしたという体験移住者の稲田喜良（きよし）さん（72）は今回で４回目の体験移住で、４月８日から５月11日まで滞在するという。稲田さんは「様似は友達も多く、いとこもいて過ごしやすい。浦河では毎日散歩しながら漁港だったり、図書館へ行ったりと満喫している。年を取るにつれふるさとの良さを感じ、もっと居たいが、また来年来れたらと思う」などと話しながら交流会を楽しんでいた。