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日高報知新聞

創立14周年を迎える ディマシオ美術館が営業再開【新冠】

ディマシオ美術館の世界最大の油彩画(9×27㍍)

【新冠】ディマシオの世界最大の油彩画を展示している町内太陽にある太陽の森「ディマシオ美術館」の営業が始まっている。2010年8月にオープンした美術館は今年で14年目を迎えた。

 館内には、幻想画家の鬼才ジェラール・ディマシオの作品約200点が展示され、中でも世界最大の油彩画(9×27㍍)が目を引き、天地左右の鏡張りされた無限大の世界と毎時間上映される音と光の演出(約9分)は感動を与えている。

 休憩のできるイタリアンパスタなどのレストラン「アトランティス」と「休憩サロン」もあり、熊谷守一作品を展示したねこの部屋では、1匹のねこスタッフが館内で暮らしている。

 このほか、新進気鋭の画家、神木佐知子さんの作品や、心象絵画、陶造形作品などさまざまな芸術家の作品も展示。屋外には、彫刻庭園と動物広場があり約100のオブジェが敷地内に配置されている。

 敷地の別棟「ガラスの美術館」では、ガラス芸術の巨匠ルネ・ラリック(1860―1945)の作品200点以上を展示。ルネ・ラリックの100年前のガラス作品の収蔵は、日本一を誇る。

 敷地内の昨年7月にオープンした泊まれる美術館「グランピングビレッジ」には、国内初の3Dプリンター設計の異なる宿泊棟が3棟。1泊夕朝食付き、2名7万9千円から。ナイトミュージアムやバーラウンジも使用できる。

 美術館専務理事の谷本晃一さん(51)は「新型コロナも落ち着きを見せ、観光シーズンに入り、グランピングも好評。見て、食べて、泊まってゆっくりと美術館で1日を楽しんでほしい」と来館を呼び掛けている。

 営業は11月26日まで。開館日は、金・土・日・祝日の午前10時から午後4時まで。4月28日~5月7日(GW)と7月21日~8月27日(夏季)、9月15日~24日(SW)は無休開館する。

 入館料は、大人1700円(10人以上の団体は1人1300円)、高校・大学生900円、中学生500円、小学生以下は無料。問い合わせは、同美術館(☎0146・45・3312)へ。

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