オホーツクの雄大な景色をキャンバスに、ウインドウアートを楽しむ子どもたち

　【網走】オホーツク海と知床連山の雄大な景色をキャンバスに、ウインドウアートを楽しんでもらうイベントが、オホーツク流氷館で開かれた。

　大型連休の後半に合わせたイベントで、同館２階展望ギャラリーの窓ガラスに、固形マーカー「ｋｉｔｐａｓ（キットパス）」を使って、思い思いの絵を描いて楽しんでもらうというもの。

　階段やエレベーターで展望ギャラリーを訪れた観光客や市民は、先に来館した人たちが描いた窓一面のイラストに、思わず「うわー、すごい」と驚きの声。

　特に家族で訪れた子どもたちは、窓ガラスに絵を描くと普通は怒られるとあって「描いてもいいの？」と大喜び。受け付けを終えると、さっそく色とりどりのキットパスを手に取り、窓ガラスの空いているスペースに思い思いの絵を描いていた。

　動物やアニメのキャラクターと、子どもたちの描いた絵はさまざま。中には「オホーツクの有名な動物って何？」と親に聞き、アザラシを描いたり、少しでも上手に描こうとスマホで検索した画像を手本にしたりと、展望ギャラリーの窓はみるみるイラストで埋まっていった。

　一方の大人も、窓から見える知床に虹のアーチをかけたり、大型連休を利用してたどった行程を北海道地図に記したりと、子どもたちに負けないウインドウアートを描き上げていた。