最年長97歳まで60人入学 「三石ことぶき大学」の開講式【新ひだか】
【新ひだか】町教委主催の令和5年度新ひだか町高齢者教室「三石ことぶき大学」の開講式が4月27日、町総合町民センターはまなすホールで開かれ、年齢72歳~97歳までの男性6人、女性54人の計60人が入学した。
ことぶき大学では、自ら楽しく学習し、家庭や社会生活に潤いと活力を持ち、健康な体と心を育む生きがいづくりを目的に、①心身の健康と生きがいのある生活づくり②学習の成果を地域や家庭で実践する―ことなど学習重点を定めている。
この日は男女31人が出席し、第1回目の全体学習会で、交通安全と防犯、防災をテーマに講話を聞いた。
静内署からの「薬物と暴力団」の話の後、梶萌哉交通係長が道内や署管内での交通事故発生状況などを説明し、居眠り運転や飲酒運転などによる交通事故防止を呼び掛けた。昨年の道内の交通事故の死者115人(前年比5人減)、発生数8457件(同153件増)、傷者数9785人(同187人増)となっている。事故の傾向として①車両単独事故が多い②8時から18時での事故が多い③高齢者の死者が多い―ことなどを説明。
菅晃伸生活安全係長は、防犯について警察相談電話「♯9110」の活用を呼び掛けた。特殊詐欺には、オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺、キャッシュカード詐欺盗などがあり、昨年の道内の特殊詐欺被害状況では、認知件数308件(前年比168件増)、被害額約12億4千万円(同約6億4千万円増)になっていると説明。
最後に防災をテーマに井澤将樹警備係長が、10年ぶりに改訂された「町防災ハンドブック」をよく見て、地震や津波、風水害など万一の災害に備え、「普段から避難行動等の確認や事前準備が必要」と話した。
昼食後は、カラオケや歌唱、卓上ゲーム、茶道などのクラブ活動に参加し、仲間同士の語らいでそれぞれ和やかな時間を過ごした。
年間スケジュールは、防犯や交通安全、健康などの講座や芸能発表などの詳細は5月25日の開講日に発表される。
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