月を望遠鏡で観測しながら、スマホでも撮影した

　【網走】市立郷土博物館と同館友の会の「月をスマホ・タブレットで写す会１」が、同館前庭で開かれた。

　夜空に輝く月を眺めるとともに、望遠鏡で観測。併せてスマホやタブレットで撮影してもらおうというもの。親子連れなど25人が参加した。

　この日は夕方まで青空の上に半月が見えていたものの、会が始まる午後７時の直前になって空の雲が増え、月も雲に隠れたり出てきたりと、あいにくの空模様。

　それでも、明るい月は多少の雲を通しても見ることができ、参加した人たちは望遠鏡をのぞきながら「すごーい」「でこぼこも見える」などと歓声を上げていた。

　望遠鏡を肉眼でのぞいた後は、スマホやタブレットで月の撮影に挑戦した。

　スマホやタブレットのカメラレンズを望遠鏡ののぞくところに近づけると、先ほど肉眼でのぞいた時と同じ迫力いっぱいの月が画面に映り、参加者は大喜び。みな盛んにスマホのシャッターを切り、写り具合を確かめていた。

　中には、いくらカメラレンズを合わせようとしても画面に月が映らず、「うーん」と悩みながら上を見上げると月が雲に隠れて見えておらず「なーんだ」と笑いが起きる場面も。目に見えるほど早く流れる雲に翻ろうされながらも、月の撮影を楽しんでいた。

　月をスマホ・タブレットで写す会は、５月26日にも同館前庭で開かれる。