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釧路新聞

クルーズ船「シルバー・ミューズ」 釧路寄港市民らおもてなし【釧路】

 バハマ船籍のクルーズ船「シルバー・ミューズ」(4万791㌧)が3日、釧路港東港区耐震旅客船ターミナルに寄港した。外国船籍のクルーズ船寄港は2019年10月10日の「ウェステルダム」以来約3年7カ月ぶりで、乗客はバスツアーで釧路地域を周遊したほか、市民有志らが釧路フィッシャーマンズワーフMOOなどで乗客をもてなした。    今回の太平洋横断クルーズには乗客343人、乗務員395人が乗船。4月26日の大阪を皮切りに、東京、宮古、函館、室蘭を巡り、国内ラストポートの釧路から米・アラスカなどに向かう。

 この日同船は午前7時40分ごろに着岸し、市職員らが横断幕や記念写真撮影用のパネルを設置してお出迎え。同8時には乗客が次々と下船し、待機していた観光バスに乗りんで、阿寒湖温泉や摩周湖、釧路湿原などを周遊するオプショナルツアーへと出発した。

 MOOや隣接するEGGでは、市民団体が歌や文化交流などで乗船客をおもてなし。釧路国際交流の会の西村貞広会長は「メンバーも3年半待ちわびていた。今後も外国船が寄港したときはおもてなしをしていきたい」。NPO法人グローカルみらいネットの大倉光昭理事長は「ようやくここまで来ることができた。以前のようなにぎわいが戻ることを期待している」と語った。

 午後5時の出港時間には、港町としてのまちづくりに取り組む「釧路みなとオアシス協議会」のメンバーや市民らが大勢集まり、再びこの地に訪れてもらうことを願いながら手を振って見送った。

 市水産港湾空港部の市原義久部長は「まだまだコロナの影響は残るが、市としてもしっかりとPRに取り組み、リピーターを増やしていきたい」と意欲を示した。今年度はクルーズ船延べ14隻の寄港を予定していたが、4月26日の「ウェステルダム」は荒天のため中止。次回は9日に「セブンシーズ・エクスプローラー」(5万5254㌧)、10日に「シルバー・ウィスパー」(2万8258㌧)の寄港を予定している。

出港する船を見送る釧路みなとオアシス協議会のメンバーや市民ら

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