夜桜電飾が行われた五稜郭公園（２２日午後７時ごろ）

　函館のサクラの名所五稜郭公園（五稜郭町）と函館公園（青柳町）で２２日、ちょうちんの明かりが満開のサクラを照らす「夜桜電飾」が４年ぶりに復活した。同日から新型コロナウイルス感染拡大防止のため禁止していた火気の使用や宴会が解禁され、市民や観光客がジンギスカンや夜桜を楽しむにぎわいが戻った。

　市民や観光客に夜桜を楽しんでもらおうと両公園に４００～４５０個のちょうちんをそれぞれ取り付けた。函館公園では露店の営業も始まっている。

　会社の同僚１０人で五稜郭公園を訪れた苫小牧市の会社員、菅原勇樹さん（４０）は「毎年この時期に出張で函館を訪れるのを楽しみしていた。少し肌寒いが、屋外でのバーベキューは格別」と笑顔で話した。

　電飾の点灯は両公園とも５月７日までの１６日間。点灯時間は午後７～９時まで。期間中は公園内の指定区域のみ火の使用が可能。