ラベルにシマエナガのイラストをあしらった本格梅酒「洞爺の梅」

さわやかな味わい

　洞爺湖町産の梅の実を１００％用いた本格梅酒「洞爺の梅」限定５８００本を、札幌酒精工業（本社札幌市）が道内の量販店や道の駅などで２１日から販売する。酸味料、着色料、香料を一切使用しないこだわりの製法で、すっきりさわやかな味わいに仕上げた。

　洞爺湖町の農家が育てた梅を、昨年７月下旬から８月上旬にかけて同社社員も協力し収穫。札幌の工場で道産砂糖と醸造用アルコールに４カ月以上漬け込み、道産シナノキ蜂蜜を仕上げに加えた。

　梅の風味を最大限に引き出しているのが特色。

　梅は収穫量の７割を和歌山県が占め、道内産は少ない。同社は洞爺湖町の農家が栽培しているのを知り、２０２１年から毎年販売している。昨年は２８００本を製造したが、半年足らずで完売する人気ぶり。「今年も早く販売してほしいという声が多い」（同社）とあって、２倍以上の５８００本の限定販売に踏み切る。

　同社は「本物志向の一品として西胆振の皆さんにぜひ味わってもらいたい」とアピール。５００ミリリットル、税込１５００円、アルコール度数１２％。問い合わせは同社、電話０１１・６６１局１２１１番へ。