帯広市内の「はるこまベーカリー」(西19南5、栗原民也社長)では全長120センチ、通常サイズの約2.4倍の「ちょ~~ロングバゲット」を提供し、話題を呼んでいる。
栗原社長(61)が「インパクトのあるパンを」との思いから、2016年に初めて焼いたロングバゲットは、以降、知り合いからの注文や十勝産小麦に関する催しなどで数回焼いていた。
現在、多くのパン屋では作業効率を重視し、奥行きが狭く、横幅が広い窯が主流だが、同店では昔ながらの奥行きのある窯を使用しているため、120センチのバゲットを焼ける。
今年3月に、ロングバゲットの珍しさを喜んだ東京のイタリアンシェフがSNSに投稿。それを見た客から注文が入るなどの反響があったという。
栗原社長によると、現代では核家族化が進み、パンも小型化が進んでいるが、昔のフランスでは大きいパンを家庭で焼いていた。ロングバゲットは「今のニーズに合っているわけではないが、パーティーシーンで場を和ませたり、友人を驚かせたりすることに使ってもらえれば」(栗原社長)と話し、事前予約制で提供を決めた。
1本税込み750円。予約は同店(0155・38・5311)へ。
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