ピザやメープルシロップ入りのベーグルなどを味わう親子

　【白糠】町上茶路の「驚きの森」（横田宜伯代表）は８、９の両日、この時期しか採れないイタヤカエデの樹液を使ったスイーツなどを提供する「メープルまつり」を開いている。初日から大勢の人が訪れ、貴重な春の恵みを味わっている。

　同まつりは２０２０年から始まり、今年で４回目。４㍑の樹液から８０㌘しかできないメープルシロップや、シロップをさらに煮詰めたメープルシュガーを格安で量り売りしている。ワッフルやポップコーン、ベーグル、水の代わりに樹液で入れたコーヒーや紅茶、石窯で焼き上げたピザなどを販売している。量り売りはシロップが１㌘１３円、シュガーが同２０円。

　８日は２００人ほどが来場。家族で訪れた釧路市の蘆田かおるさん（３３）は「メープルシロップが入ったベーグルは、ほんのり甘くておいしい。自然に囲まれての食事は気持ちいい」と笑顔で話していた。９日は午前１０時から午後３時まで。