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函館新聞

茶葉ごと飲めるお茶開発 丸山園茶舗【函館】

茶葉ごと飲めるお茶をPRする井ケ田社長

 丸山園茶舗(函館市末広町、井ケ田嗣治社長)は、手軽に飲める緑茶の商品「緑茶粉砕仕上げ」を開発した。お湯を注ぐだけで茶葉ごと飲める日本茶で、急須もいらず、茶殻も出ない。新しい緑茶の飲み方を提案し、リーフ茶の消費拡大を目指す。

 井ケ田社長(55)によると、世界のお茶文化は煮る団茶、かき回す抹茶、淹(い)れる煎茶(せんちゃ)に分かれ、日本人が日常的に飲む煎茶は「急須がないから、緑茶を飲まない」「茶殻の始末が面倒」といった理由で、特に若い人のリーフ茶離れが進んでいる。また、井ケ田社長は和歌山大学長や堺市博物館館長を務めた角山榮さんの論文を読み、ビタミンCが豊富な緑茶の特性を生かすには、どうすれば良いか長年思案していた。

 新商品は、葉肉の柔らかい煎茶を自社の機械で粉砕したもので、カップに約1グラムを入れてお湯を注ぐだけで飲める。飲み終わると、茶葉が少し残るため、お湯を足して2煎目、3煎目と楽しめる。すし店で使う粉末茶はお湯に溶けにくく、湿気るのが早い弱点があった。

 料理にも活用でき、クッキーやご飯、マヨネーズなどに混ぜ込んで使うと、ほんのり緑茶の香りがする。

 井ケ田社長は「災害など非常時にも簡単にビタミンCが取れ、緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があり、かつおいしい。若者を中心に、普段お茶を飲まない人にぜひ利用してほしい」と話す。シンガポールからの観光客が「これは楽だ」と言って購入したという。

 1袋65グラム入り1053円。末広町の御茶ノ倉、湯の川店(湯川町2)、自然派ショップ&茶房あい(日吉町3)で販売。問い合わせは御茶ノ倉(0138・23・5255)へ。

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