釧路市の公式ＬＩＮＥ（ライン）を多くの市民に利用してもらおうと、市は３０日、同アプリで使用できる無料のオリジナルスタンプを公開した。市情報システム課は「この機会に、ぜひ登録してほしい」と呼び掛けている。

　スタンプはタンチョウやマリモ、ザンギなどを擬人化したコミカルな絵柄で、「ありがとう」「おつかれさま」「おやすみ」などの８種類を用意。市民団体「クスろ」が、大学生や子育て世帯の意見を参考にデザインした。

　市は昨年２月、情報発信強化などを目的に公式ラインを開設。イベント、観光情報に加え、子育て情報や新型コロナウイルスの陽性者数、除雪開始時間、災害情報なども発信している。

　３０日時点の友だち登録者数は約１万６０００人に上り、当初掲げた１年間で人口の１割という目標は達成した。同課の江端巧デジタル行政推進主幹は「登録者が増えればラインの利用価値が行政の中でも高まっていく。さまざまな情報を発信しているので、ぜひ活用してほしい」とアピールしている。

　スタンプは先着５万件で、使用可能期間はダウンロードから９０日間。市公式ラインのメニューボタンからダウンロードできる。