春色ランナー“復活” 入江陸上競技場、合宿ピーク【室蘭】
室蘭市の入江運動公園陸上競技場(入江町)では道内学生らの春合宿がピークを迎えた。25日は340人を超えるアスリートでトラック、フィールドが埋まった。コロナ禍で減った合宿は、以前の水準まで回復している。
春休みに入り初の週末。足を運んだのは中学や高校、大学、陸協などの15団体。このうち胆振以外は、札幌の北海高や旭川神居東中など12団体約290人が汗を流した。
トラックでは長距離や短距離の選手が徐々にペースを上げ、コンディションを確認。開放されたフィールドでは、棒高跳びや走り高跳びなどの練習に励んでいた。
道南にある同競技場は毎年この時期、道央、道東方面などからの合宿でにぎわう。雪解けが早いほか、冬期間もスタッフが除雪を行っておりトラックが使えるためだ。
3月~4月上旬の春合宿利用者数は、2019年は2200人だったが、コロナ禍の3年間は400~600人台と激減した。
今年は今月4日の小樽潮陵高を皮切りに、胆振以外の予約が4月3日まであり2300人が訪れる予定。多くの団体は市内に泊まり、数日間練習に励む。
利用が大幅に増えた理由について岩瀬忠行施設長は「コロナ感染が落ち着いたほか、雪解けが進み、例年より早くから合宿に訪れている」と話した。
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