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函館新聞

新畜舎に興味津々 大野農業高で1、2年生が見学会【北斗】

真新しい新牛舎を見学する生徒

 【北斗】大野農業高校(仲川敏幸校長)は16日、1、2年生131人を対象に2023年度から運用を開始する新畜舎の見学会を現地で開いた。道産材をふんだんに使った真新しい牛舎や羊豚舎を見て、生徒たちは作業効率を高め、快適に過ごせる学習環境に期待を膨らませた。

 新牛舎は鉄骨2階建て460平方メートルで、飼育頭数は乳牛20頭。現在のバケット搾乳(一頭ごとに牛乳を運ぶ)からパイプライン方式(牛乳を管を通し運ぶ)へと変更し、搾乳作業を効率化。2階に講義室を新設し、これまで校舎内で行っていた座学の授業を、牛を観察しながら同時進行できる。1階にはトイレ、シャワー室を設けた。牛は1階で飼い、2階の一部が吹き抜けになっており、ガラス張りの見学通路から牛が見学可能。2階に乾草収納庫、水槽も設置し、停電時でも牛に水を供給できる。

 羊豚舎は木造平屋建て360平方メートルで、最大で豚10頭、羊15頭を飼う。講義室やトイレ、シャワーを完備し、羊はガラス張りで外から見学できる毛刈り室を新設した。

 両施設とも老朽化が著しいことから、建て替えが決まった。建物は24日に引き渡し予定で、外構工事を経て秋頃に供用を始める。

 見学した園芸福祉科2年の田名部千紘さん(17)は「旧牛舎はボロボロだったので、新牛舎は作業がしやすくなったと思う。木材をたくさん使っており、心が落ち着く」と笑顔を見せた。

 農業科学科2年の一村将史さん(17)は「見た目が牛舎とは思えないほど、きれいな施設。シャワーや洗濯もでき、快適な学習環境が整備された」と評価。同科2年で乳牛班の伊藤寛斗さん(17)は「大きくて素晴らしい。施設ができて最初の卒業生として授業や実習を頑張りたい」と話した。

 24年度には新しい食品加工施設も完成し、農業を担う生徒に対し、より一層の教育環境を充実する。

 見学に先立ち、体育館で木育学習があり、森町の製材業「ハルキ」の取締役企画開発部長の鈴木正樹さんが講演した。

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