合格を報告する受験生（右）

　17日は道内公立高校の合格発表日。日高管内でも午前10時ごろに各高校のホームページで全日制６校、定時制１校の合格発表が一斉に行われ、全日制４００人と定時制９人の計４０９人（前年４２３人）が合格の栄冠を勝ち取った。新型コロナウイルスの感染予防のため、校内での合格者受験番号の掲示は行わず、ホームページのみでの発表となった。

　浦河第一中学校では、合格が発表された後の午前10時半から、体育館入り口玄関で入学意思確認書など受け付けが行われ、合格を確認した生徒たちが晴れやかな笑顔で登校。担任の先生や同級生たちと合格の喜びを分かち合った。浦河高校に合格した杉本湊（そう）君は「合格発表の画面で自分の番号があるか４回も確認した。合格できて、最高です！」と笑顔。佐々木智佑（ともひろ）君は「高校では、部活と勉強を両立できるように頑張りたい」、山田唯月さんは「高校では勉強が大変になるので、勉強を頑張りたい。他の学校から来る人たちと友達になるのが楽しみ」と高校生活での抱負を話した。

　日高管内各校の合格者は、全日制普通科の平取高13人（出願13人、定員40人）、富川高25人（同27人、40人）、静内高１６８人（同１７１人、２００人）、静内農業高の食品科学科22人（同22人、40人）、生産科学科40人（同40人、40人）、えりも高普通科27人（同27人、70人）、総合学科の浦河高１０５人（同１１０人、１２０人）、定時制の日高高９人（同10人、40人）。全日制の管内倍率は０・７倍だった。

　合格者には結果が郵送で通知され、定員に満たない高校は23日から24日午後４時半にかけて２次募集を行い、29日までに合格発表する。