4世代「卯年」 面会制限緩和でそろって笑顔【幕別】
幕別町在住の加藤愛子さん(47)に2月1日、孫の加藤星奈(せな)ちゃんが誕生した。自身に加え、母加藤洋子さん(72)、祖母岩田美智子さん(96)も卯(う)年生まれだけに、愛子さんは「私の子どもに卯年はいなかったが、孫が生まれて卯年の女性が4世代そろった。なんだか幸せになれるような気がする」と、えとの不思議な巡り合わせを喜んでいる。
![](https://hokkaido-nl.jp/cawm-content/uploads/2023/03/202303171421020_l.jpg)
特養で岩田さん(奥)とガラス越しながら面会し、勢ぞろいした卯年女性4世代。手前左から加藤洋子さん、星奈ちゃん、愛子さん
愛子さんは帯広商工会議所青年部の前会長で着付け教室の講師を務める。生まれたばかりの星奈ちゃんは、愛子さんと同居する長男雄人さん(24)にとって初めての子ども。洋子さんも含めた3世帯が一緒に暮らしている。
星奈ちゃんが生まれて1カ月半が過ぎた16日には、愛子さんら家族8人が岩田さんが入所している町内の特別養護老人ホーム札内寮を訪問した。
新型コロナウイルス対策でこれまでは面会人数に制限があり、大人数で訪れたのは3年ぶり。ガラス越しながら玄孫(やしゃご、孫の孫)の星奈ちゃんと初めて対面した岩田さんは「あらまあ、かわいいね。みんなに会えて良かった」とうれしそうだった。
洋子さんは「コロナ禍で面会制限が3年間続き、母はずっと寂しい思いをしていたはず。玄孫の顔を見て元気になってほしい」とし「今後は窓ガラスなしで直接会いたい」とより親密な家族の交流を望んでいた。
岩田さんが以前縫った着物を着て訪れた愛子さんは「卯年の私はニンジンが好きだけど、母は嫌い。でも私も母も元気だった頃の祖母もウサギのようにフットワークが軽いところは似ているかも」と笑う。
「おばあちゃんには100歳を目指してほしい。それぞれも元気で活動的に過ごせれば」と愛子さん。年女4人の健やかな未来に期待を寄せていた。
関連記事
品種開発より速く 道南農試で真夏の稲刈り【北斗】
【北斗】道総研道南農試(市本町、藤田真美子場長)は25日、世代促進温室で試験栽培している水稲の収穫を行った。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。黄金色に実った稲を、職員ら8...
仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】
仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名...
気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】
マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...
姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧
苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。 朝座禅会は市民...
燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真
厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
220日、歩行者天国 浜町通りまつり「HAMASAI」【浦河】
3護衛艦「いせ」十勝港に 22日まで一般公開【広尾】
4「楽しんでもらえる場に」 イベントホール21日オープン、ライブでこけら落とし【室蘭】
5樽前SAにローソン 道内高速道路では初出店 苫小牧
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
2苫小牧キラキラ公園にキッチンカー集結 29・30日、来月6・7日
3グルメや大抽選会 13、14日にのぼりべつ夏祭り×ブランドまるしぇ【登別】
4座礁フェリー室蘭港に 現地調査完了、造船所で仮修理【室蘭】
5ベスト4超え甲子園目指す 浦河高校野球部 10年ぶり南北海道大会へ挑む【浦河】