池田市長がゼロカーボンと性の多様性を尊重するまち宣言【北斗】
【北斗】北斗市の池田達雄市長は15日、2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」と、性の多様性の尊重に取り組む「性の多様性を尊重するまち宣言」を行った。池田市長は、両宣言について「SDGs(持続可能な開発目標)にかなうもの」と述べた。
ゼロカーボンシティ宣言は、国が50年までに二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を表明していることを踏まえ、市民・事業者・行政一体となって将来の「ゼロカーボンシティ」を目指すことを掲げる。市は新年度予算で、太陽光発電設備の補助の拡充などを盛り込んでいる。
性の多様性を尊重するまち宣言は、性自認や性的指向など、性に関する差別や偏見をなくすことをうたう。市が性的少数者のカップルなどを対象とした「市パートナーシップ宣誓制度」を今年4月に創設することを踏まえたものだが、池田市長は宣誓制度の対象者のみでなく、障害者を含めた全ての人の性のあり方を尊重することを念頭に置いているとした。
パートナーシップ宣誓制度は道内では札幌市、函館市などで運用するが、北斗市は両市と相互運用についての協定を結び、転入・転出の際などの利便を図る。今後は北見市、帯広市など同様の制度を設けている自治体との連携も視野に入れる。
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