「ピロシキ博２０２３」への来場を呼び掛けるイベント関係者

　函館市内・近郊のパン店が手掛ける焼きピロシキが勢ぞろいする「ピロシキ博２０２３」が１８、１９の両日、函館蔦屋書店（石川町）２階ステージで開かれる。ピロシキの販売をはじめ、トーク、ライブなどさまざまな切り口で魅力を発信する。 　道南のパン店などで組織する「ソユーズはこだて焼きピロシキ」（代表・北見伸子まるたま小屋店主）の主催。加盟各店では今年度「ヘルシー」「スパイシー」「メルシー」といったテーマに沿ったピロシキを販売するフェアを開催。今回はその集大成として「おいしー」がテーマ。

　加盟７店舗が市内・近郊の飲食店など９店舗とコラボレーションし新作ピロシキを開発。このうち、函館市白鳥町のル・レーブ（高田一也店主）は豊川町のホテル・ラビスタ函館ベイと協力し、八雲産豚肉とチーズ、せたな産きたあかりのピロシキ、デミグラスソース仕立ての道産エゾシカ肉のピロシキの２種類を開発。使用するル・レーブのパン生地は、地元食材のうまみを引き出すため甘みを抑えて仕上げた。特別出店として老舗レストラン・五島軒や関西のパルナスピロシキの伝統を受け継ぐ「モンパルナス」のピロシキも並び、メロンパンを含め約３０種類を販売。いずれもなくなり次第終了。

　ステージイベントも盛りだくさんで、１８日午前１０時４５分からは函館在住のロシア語教師・遠峯エレーナさんがメロンパンにまつわる日本とロシアのつながりをトーク。同１１時半からはアマチュア落語家の四葉亭一文無さんが古典落語「まんじゅうこわい」をアレンジした「ピロシキこわい」を口演。１９日は昨年に続き、タレント・ユーチューバーとして活躍するアリョーナさんも登場する。このほか、両日ともに「焼きピロシキの唄」を披露するライブもある。

　イベントは今年で４回目で、はこだて焼きピロシキの普及に努めるソユーズの活動は５月に５周年を迎える。北見代表は「飲食店とのコラボは各店が楽しみながら開発し、魅力が倍になったピロシキができ上がった。ピロシキがさらに定着するようみんなで楽しみ、魅力を発見できるイベントになれば」とＰＲする。時間は午前１０時～午後３時。

　ソユーズ加盟店のコラボレーションは次の通り。

▽コッぺん道土×どうなんデス▽こすもす×星龍軒（１８日のみ）▽ベーカーズ・ベーカリー×翼餃子▽ル・レーブ×ラビスタ函館ベイ▽ちいさなしあわせパン☆×４６５ｃａｆｅ、Ｌｅｌａ▽パン・エスポワール×尾木カリー▽まるたま小屋×フィッシュアンドチップスウミネコ、松田琴絵さん