タイの学校と国際交流協定締結 函館高専【函館】
函館高専(阿部恵校長)は9日、タイのチュラポーン王女サイエンスハイスクールチョンブリ校(PCSHS)と国際交流協定を締結した。同高専で両校関係者が参加して協定締結式が行われた。両校が研究や教育において相互に協力するとした覚書を交わした。
PCSHSはタイ教育省が設立した全寮制の中高一貫校。科学者育成のため、数学・科学などの才能が認められた生徒を国の奨学金で教育している。2019年からはエンジニアを目指す同校生徒を日本の高専に入学させるなどしている。
同高専では、海外で活躍できる技術者の育成のため、国際交流を通してグローバルな視点から生徒の育成を目指している。今年度のナミュール・リエージュ・ルクセンブルク大学(ベルギー)など5校を含め、これまで海外の大学や高専など17校と国際交流協定を結んでいる。
阿部校長は「海外の生徒と積極的に交流し、自ら課題を発見し、さまざまな視点で解決方法を探る事がきる人材を育成している。協定がそのきっかけとなればという思い。このような取組みを5年間一貫してできるのが高専の強み」と強調した。
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