社会人に向け一歩 くしろせんもん学校卒業式【釧路】
くしろせんもん学校(杉浦村典史校長)は9日、第52回卒業式を釧路プリンスホテルで開いた。こども環境科、介護環境科の学生計30人が、卒業証書を受け取り、社会人に向けて踏み出した。同校の卒業式が市内のホテルで開催するのは4年ぶり。
新型コロナの感染防止のため、会場では、来賓と保護者はマスクの着用を義務付け、学生は自己判断とした。学生一人一人に卒業証書を手渡した杉村校長は「入学時、知識を身に付ける以上に子供や高齢者
に対(たい)峙(じ)する覚悟を持って ほしいと願っていた。心身ともに社会人として成長していってほしい」と激励した。
卒業生代表の高橋仁さん(子供環境科)は「子供たちから信用される保育士になりたい」。小田部未唯さん(介護環境科)は「介護福祉士の役割の重さを実感し、あっという間の2年間だった」とそれぞれ答辞
を述べた。最後は在校生 から花束を贈られ、保護者や学校職員らから拍手で送られながら会場を後にした。
卒業生は2年間の課程・実習を経て保育士や介護福祉士、初級障害者スポーツ指導員などの資格を取得。同内外24カ所の保育園や介護福祉施設への就職が内定している。
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