２月に駆け込み申請が相次いだマイナンバーカードセンター（写真はコープさっぽろ貝塚店内の釧路市東部マイナンバーカードセンター）

　 国が実施しているマイナポイント付与（最大２万円）に必要なマイナンバーカード新規取得申請の期限だった２月末の釧路市のカード申請率が８７・２％（人口比）に達したことが分かった。国が発表しているカード交付率も６８・７％（同）に上昇し、人口１０万人以上の道内主要９市のトップを走っている。

　マイナポイントを得るためのカード申請の受け付けは当初の昨年９月末から１２月末、そして今年２月末

　までと何度も延長されて　きた。そのたびに駆け込み　申請が相次いだ。各期限　の当月の申請件数をみると、昨年９月の１カ月が１万２７６件、昨年１２月が９１９９件。そして最終の今年２月は１万１８６０件に達した。この結果、マイナンーバーカード発行などのシステム運用を担う地方公共団体情報システム機構（Ｊ│ＬＩＳ）の調べで、釧路市の申請率は１月末の７９・６％から、２月末は一気に９０％近い８７・２％に上昇した。

　また、国が定期的に発表しているマイナンバーカード交付率は１月末でも道内主要９市のトップである６５・５％だったが、２月末は６８・７％に伸び、依然、トップを走っている。ちなみに全国平均６３・５％、全道平均６２・５％、札幌市６２・０％などとなっている。また、カードを申請しても実際に届き、交付されるのに１カ月半ほどかかることから、４月にはさらに交付率も上昇することが見込まれている。