カドウフーズ「はこだて雪んこ」ゼロカーボンアワード優秀賞【函館】
脱炭素に貢献している道産食品を表彰する「食絶景北海道×ゼロカーボンアワード2023」(道主催)で、函館市追分町の菓子・総菜製造販売のカドウフーズ(嘉堂聖也社長)の餅スイーツ「はこだて雪んこ」が優秀賞を受賞した。
ゼロカーボンアワードは、2050年までに道内の温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す道のビジョン「ゼロカーボン北海道」を食産業でも推進しようと、今年度から創設。今回は13点の応募があり、原料、生産・製造過程などでのゼロカーボンへの取り組みを審査し、5点を表彰した。
はこだて雪んこは09年から販売。求肥で包むスイートポテトには、販売当初から厚沢部町産の規格外のサツマイモを使用し、食品ロス削減への取り組みを進めてきた。
サツマイモなどの食材は、同社併設のれんが造りの倉庫で保管。断熱性が高いため、冷暖房を使わず適温とされる15~16度に保つことができ「この過程で熟成され甘みも増す」(嘉堂社長)という。
このほか、製造過程でも1時間当たりの電力使用量を可視化し「スタッフにも省エネルギーの意識がしみついている」と嘉堂社長。「今後もSDGs(国連の持続可能な開発目標)につながる商品づくりを続け、ほかの企業にも輪を広げていきたい」と話している。
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