企業のブースで説明を聞く高校生

　釧路教育局などは８日、来年３月卒業予定の生徒や進路指導担当教諭、保護者などを対象にした企業説明会を、釧路市観光国際交流センターで行った。

　企業による選考は９月１６日解禁だが、それに向けて地元企業や仕事への理解を深めてもらおうという催し。

　釧路管内に事業所がある企業と行政機関など５６事業者がブースを設けてプレゼンテーションを行い、生徒は最大４社まで説明を聞いた。

　参加した釧路北陽高校２年の齋藤翔大さんは「説明を聞いた企業で高校の先輩が活躍している話を聞き、仕事のイメージができた」と話していた。

　同局によると、公立高校の来春卒業予定生徒数は約１２００人。少子化で年々大幅に生徒数が減る一方、企業は人手不足のため、釧路管内は売り手市場となっている。

　建設会社の採用担当者は「土木科も生徒数が少なく奪い合い。普通科の生徒にも広く呼び掛けている」と話していた。