若手演奏家、室内楽の技法学ぶ 大沼で音楽セミナー始まる【七飯】
【七飯】若手演奏家が室内楽の技法を学ぶ「第2回北海道大沼ミュージックキャンプ」が6日、大沼国際セミナーハウスで始まった。全国各地から高校生を含む9人が参加、レッスンの見学は自由で、最終日の9日にはコンサートを予定する。自然に囲まれた空間で経験豊富な講師陣とともにより良い音を追い求めている。
仙台フィルハーモニー管弦楽団第2バイオリン副首席奏者の小川有紀子さんが主宰するハナミズキ音楽アカデミー(仙台市)の主催で2021年8月以来。小川さんのほか、前東京芸大学長のバイオリン奏者、澤和樹さん、ビオラは弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」の吉田有紀子さん、チェロを京都市立芸術大学准教授の向山佳絵子さんが講師を務める。
レッスンはベートーベン弦楽四重奏曲セリオーソなどを課題曲に講師陣と一緒に演奏するスタイルで受講生を入れ替えながら進行。内側と外側から必要な技法を助言している。
澤さんは「ベテラン奏者に混じって演奏できるのは希有な機会。弾く技術だけではなく、どのように音楽を作り上げるのか学んでもらいたい」と話す。小川さんは「プロが演奏の現場でやっていることを存分に味わってもらい、普段の活動で使えるようにしてもらいたい」と話していた。
7、8の両日は午前9時~午後9時で聴講は無料。9日午後2時からは成果発表会として「ハナミズキ室内楽コンサート」(大沼国際交流協会主催)を開催。一般2000円、高校生以下1000円(当日は各500円増)など。問い合わせはセミナーハウス(0138・67・3950)へ。
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