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日高報知新聞

若林樹君が2年連続で銀賞 日本バッハコンクール全国大会【新冠】

銀賞受賞を喜ぶ若林君(中)と鳴海町長(左)。右は奥村教育長

【新冠】「第13回日本バッハコンクール全国大会」が2月12日、東京都小平市のルネこだいら大ホールで開催され、小学5、6年生B部門に出場した町内西泊津の若林樹(みつき)君(11)が2年連続で銀賞を受賞。一昨年は、金賞を受賞している。2月27日、若林君は母の美津子さんと町役場を訪れ、鳴海修司町長と奥村尚久教育長に受賞を報告した。

 「日本バッハコンクール」は東音企画が主催。音楽の原点である、バロック期のポリフォニー(複数の異なる動きのメロディーが協和して進行する音楽)の作品学習をすることで、幼児から大人まで幅広い層がエントリーでき、部門別に全国で7千人近くが出場する。一生ピアノを学び続けるための基礎育成を目指している。

 全国45カ所(北海道では札幌2回、苫小牧1回)の地区大会において優秀賞を受賞した人が全国大会の出場資格を得る。

 若林君は、5歳ごろから苫小牧市のヤマハ音楽スクールでピアノを始め、現在は、札幌大谷学園附属音楽教室で練習を積み技術を磨いている。

 ルネこだいら大ホールで行われた全国大会では、同じ部門に275人出場し若林君はインヴェンション第11番ト短調で、銀賞(27人)に輝き、2年連続の入賞を果たした。

 銀賞受賞について若林君は「今回はミスはなかった。1月29日の地元のピアノリサイタルで、自分が楽しく弾くことで、相手の心に伝わることを学んだ。今後はもっと難しいコンクールに挑戦したい」と気を引き締めていた。

 鳴海町長と奥村教育長は「3年連続の全国大会おめでとう。これからも頑張って」、「素晴らしい活躍。これからも実力を伸ばし頑張ってほしい」とそれぞれ激励した。

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