バッハコンクール銀賞を受賞した正津さん

　【七飯】町本町４の渡辺ピアノ教室に所属する七飯中２年の正津尊（みこと）さん（１４）が、東京で開かれたピアノの全国コンクール「第１３回日本バッハコンクール」（同実行委員会主催）の中学校Ｂ部門で銀賞を受賞した。

　同コンクールは音楽の父とも呼ばれるバッハの作品を通してピアノの演奏力を競い、幼児から大人まで幅広い部門を設けている。

　正津さんは昨年１２月の地区予選（苫小牧）を通過し、２月４日の本選に出場。中学校Ｂ部門には２２０人が出場し、正津さんは最高賞の金賞（２１人）に次ぐ銀賞（同）に入った。

　本番では課題曲３曲の中から「平均律」を選曲し、「入賞を目指し練習を頑張ってきた。成果を出すことができてうれしい」と話す。

　指導する渡辺寿絵講師も「普段通り緊張せずに弾けるのが正津さんの良いところ。努力の積み重ねが実を結んだ」と拍手を送る。

　昨年８月に開催された毎日こどもピアノコンクール本選会で特別賞のバッハ賞を受賞したのを契機に、バッハコンクールへの挑戦を決めたという。

　１８日には札幌コンサートホールＫｉｔａｒａ（キタラ）で開かれる毎日音楽コンクールの受賞者による記念コンサートに正津さんも出演する。プロコフィエフの「ソナタ第６番『戦争ソナタ』第１楽章」を演奏する。「貴重な体験なので自分らしく全力で演奏します」と熱演を誓っている。