交通事故多発の町道改良へ ずれ解消し直線に【音更】
音更町は今春、30年来の懸案だった音更町木野西通18の町道音更木野間基線(南北)の改良工事を行う。同基線は下音更然別北8線道路(東西)の交差点を境に南北の道路がずれており、交通事故が多発している。改良工事により同基線のずれを解消する。
町は新年度の一般会計予算案に同基線の改良舗装費約2700万円を盛り込んでいる。民間の地権者から用地を買収した上で、同基線の北側86メートルを改良舗装する。北側の道路を現状から東側にずらすことで南北のずれを解消し直線にする。開会中の定例会(1~20日)で同予算が可決されれば、4月か5月に着工し、今秋までの完成を目指す。
同交差点には信号機がなく、南北を走る同基線側に一時停止標識が設置されている。また、同基線北側の一時停止標識の手前には、道路がずれていることを知らせる案内板も立っている。
町建設部土木課によると、同交差点では2021年度に年間3、4件の交通事故が発生した。ほとんどは同基線を走行する車両のフロント部分が一時停止線をはみ出し、優先の同8線道路を走行する車両に接触する事故となっている。
同基線は1991年ごろから交差点を境に南北の道路がずれた状態が続いていたという。交差点付近の自営業の男性は「交通事故がよく起きているので危ない」と話している。
工事着手の方針を固めた同課は「交通事故が減り、町民の安全・安心につながれば」としている。
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