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室蘭民報

サッカーボール募金箱完成 医療関係者を応援、高峯建設【室蘭】

パーツを手にする高橋社長と完成させた木製のサッカーボール募金箱

 室蘭・東町の高峯建設(高橋峯明社長)は、木製のサッカーボール形募金箱を作った。コロナ禍で働く医療従事者を応援したいとの思いが込められており、支援を行っている団体の募金活動に役立ててもらう予定だ。

 約40年前から木材でサッカーボールを作っていた高橋社長(77)。コロナ禍で奮闘する医療従事者の活動を見聞きし、「なにか応援できないか」と、サッカーボールを募金箱にする構想を3年ほど前に思い付いた。

 直径約30センチのボールを完成させるまで、作業は全76工程。材料の木材は、10年ほど乾燥させた松の角材を幅93ミリ×厚さ28ミリの板に加工。節の部分を避けて正六角形に切り出し、断面はボールの中心側に向けて勾配を付けて溝を彫るなど、手が込んでいる。ビスケットと呼ばれる接合材を溝にはめて組み立てるが、作業期間は約2カ月で「全て手作業」だという。

 工夫した点として、木材を全て組み立てるとできる12個の正五角形の穴に、黒色のアクリル板をはめたことでリアルなサッカーボールに近づけた。当初は透明なアクリル板だったが、工場を訪れた人の「防犯上よくないのでは」というアドバイスが功を奏した。さらに鍵を付けるなど試行錯誤を続け、実用性のある納得の募金箱に仕上がった。

 先日、登別市の商業施設「アーニス」に試験的な設置を依頼。予想を大きく上回る募金があったといい評判は上々。高橋社長は「物珍しさから目に留まり、協力してくれる人が多かったのでは」と笑顔を見せる。「室蘭や登別など、募金活動を行っている団体や組織に寄贈したい」と話している。

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