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函館新聞

摘発件数、押収量2000年以降過去最少 函館税関 コロナの影響大【函館】

 函館税関は15日、管内(北海道、北東北3県)における昨年の関税法違反の取り締まり状況を発表した。覚せい剤や大麻などの不正薬物の摘発件数は1件(前年比67%減)、押収量は約0・5グラム(同99%減)と、いずれも2000年の統計開始以降、過去最少となった。同税関は「新型コロナウイルスによる国際線旅客便の入国規制などの影響が大きい」とする。

 1件は大麻(大麻草)で前年比1件減、密輸形態は航空旅客だった。新型コロナの水際規制が緩和され、国際線の運航が再開された10月以降に管内の空港で摘発した。同税関は「今後は人流の増加に伴い、密輸入の形態が変わる恐れがある」と警戒。情報分析、薬物検査機器などを活用した取り締まり体制を強化するとしている。

 函館空港での摘発はなかったが、管内宛ての国際郵便や国際宅配便による不正薬物の密輸事件は21件と前年より40%増加。内訳は北海道16件、北東北5件だった。

 同税関が昨年、検察官への告発または税関長による通告処分をした件数は前年比1件減の16件。内訳は告発が12件(不正薬物9件、知的財産侵害3件)、通告処分が4件だった。昨年8月、米国から青森市宛ての小包郵便物に大麻草約283グラムを隠して密輸入しようとしたとして、日本人男性1人を関税法違反で告発している。

 全国の税関での不正薬物摘発件数は同比25%増の1044件、押収量は同比8%減の約1・1トンと7年連続で1トンを超え、深刻な状況となっている。

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