スマホ使わず市電で交流 中部高の秋山さん企画、「ご縁電車」26日に【函館】
スマートフォン(スマホ)を使用せず、函館市電に乗り合わせた初対面の乗客同士で交流を深める無料貸切電車イベント「ご縁電車」が、26日に運行される。昨年実施された「イベント甲子園」でグランプリを受賞した函館中部高3年の秋山花緒さん(17)が企画し、その賞金を使って運営する。秋山さんは「(コロナ禍で失われた)対面によるコミュニケーションの大切さを再認識してもらう場にしたい」とする。
スマホの普及やコロナ禍で以前から対面交流の機会が失われていることを危惧していた秋山さん。函館市電を利用する際も「コロナの影響でしょうがないが、乗客同士はこんなに近くにいるのに一言も交わさずにスマホ操作をしている人が多い。もったいないな」と感じていたという。
そんな中で、札幌の教育関連企業が昨年初開催した全国の高校生からワクワクするイベントのアイデアを募った「イベント甲子園」を知り、応募を決意。「スマホを使わず乗客同士で会話を楽しむ」などのコンセプトを踏まえて、「じかに交流する機会が必要」と審査で訴え、全国21団体、個人の頂点に立った。
賞金の100万円を活用し、ご縁電車3本を無料運行する。午前10時と午後2時発が湯の川―函館どつく前―駒場車庫前、正午発が湯川―谷地頭―駒場車庫前で、それぞれ五稜郭公園前、函館駅前、函館どつく前、谷地頭で途中停車する。
現在、市内や近郊の高校生8人も加わって使用する530号車の内装などを整えており、神社をイメージしたものにするという。定員は各回25人で、参加希望者は電話、または二次元コードなどから申し込む。締め切りは22日で、定員を超えた場合は抽選する。電話は大室果瑚さん(080・9070・8332、平日午前11時~午後3時)へ。
関連記事
餌付けやめて 対策強化 緑ケ丘公園、管理者「条例を」【帯広】
帯広市内の緑ケ丘公園内に生息する野生動物に対する餌付けが、けがや感染症を引き起こす恐れがあることから、同公園を管理する「みどりと花のセンター」(緑ケ丘2)は来園者に餌付けのリスクを周知するなどの...
夫婦の門出に優しい光 北海道ホテルイルミ点灯式【帯広】
帯広市内の北海道ホテル(西7南19)で23日、この時期恒例のイルミネーションの点灯が始まった。優しい明かりが辺りを包み込み、幻想的な雰囲気を演出している。 約2万個のLED(発光ダイオード...
新機材使い車から救出 市消防団29人が訓練 大規模災害想定【帯広】
帯広市消防団(宮坂寿文団長)は24日、帯広消防署柏林台出張所に12分団の代表者29人を集め、大規模災害想定訓練を実施した。団員らは万が一に備え、署員の指導に耳を傾けながら訓練に精を出した。 ...
遺愛学院本館、生徒がご案内 初の一般公開【函館】
遺愛学院(函館市杉並町、福島基輝理事長)は23日、国指定重要文化財「遺愛学院本館(旧遺愛女学校本館)」の保存改修工事がおおむね終わったことから、初めて一般公開した。遺愛高生の有志11人がコンシ...
GLAYのマンホール 排水設備指定業者組合が市に寄贈 尾田栄一郎さんがイ..
函館市排水設備指定業者協同組合(加盟23社、木村謙一理事長)は22日、設立50周年を記念し、函館出身のロックバンド、GLAYのメンバーのイラストが描かれた「GLAY函館マンホール」8組を函館市...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
2道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】