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室蘭民報

笑顔に歓声、だんパラ盛況 存続願う市民メッセージも、むろらん冬まつり【室蘭】

餅まきで歓声を上げる子どもたち

的当てで元気良く雪玉を投げる子どもたち

 存廃に揺れる室蘭市だんパラスキー場(香川町)を舞台とした、第42回むろらん冬まつり(実行委員会主催)が12日、行われた。コロナ禍での中断を経て3年ぶりの開催。開運餅まきやスノーモービル体験試乗といった豊富な企画が用意されて、“家族団らんパラダイス”にふさわしい笑顔が広がっていた。

 午前10時からの開会式で、鈴木功一実行委員長があいさつ。スキー場の廃止方針に触れて「市民活動や入り込みの実績があり、納得できない。今後も活動していく。応援してください」と呼びかけた。来賓の青山剛市長は「公共施設の在り方を検討する中で、すべてを残すことは難しい」と理解を求めた。

 くじらん体操に続いて、お待ちかねの餅まきからスタート。お菓子も加えた特別バージョンで、開始の合図とともに一斉にまかれた。「こっちにも投げて」と言わんばかりに手を大きく振ったりビニール袋を掲げたりと、笑顔が広がっていた。

 スノーモービルなどの体験乗車も行われた。断続的に雪が降り続いていたが、楽しみにしていた子どもたちには問題なし。勢いよく雪原を駆け抜けると歓声が飛び交っていた。

 ゲレンデでは、小学校3年生以上を対象としたスノーボート教室も行われた。子どもたちは滑り方や転び方などの基本を学んだ後、「視線は横ではなく、正面を見て」とアドバイスを受けながら、早速スノボに挑戦。すぐに滑べれるようになっていた。

 このほか、雪玉の的当てや大じゃんけん大会、雪原の宝探しなども盛況だった。休憩所では、室蘭漁業協同組合が「室蘭海鮮やきそば」などを販売して、盛り上げに一役買った。だんパラの存続を願う市民メッセージも掲示された。

 家族で訪れた市内の30代女性は「昔から訪れている場所。何とかなくならずに残ってほしい」と話していた。

だんパラ存続を願う市民のメッセージも掲示された

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