弟子屈町ホテル跡地 観光の核に 宿泊事業で協定【弟子屈】
【弟子屈】町内川湯温泉地区のホテル廃屋を撤去した跡地の宿泊事業について、星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路社長)と弟子屈町、環境省釧路自然環境事務所は13日に協定を締結したと発表した。
事業は、同省国立公園満喫プロジェクトの一環。廃屋撤去による景観の改善により新たな民間投資を呼び込むため、宿泊施設を整備、運営する民間事業者を昨年9月から募集していた。入札は総合評価落札方式で行われた。落札額は約1億1000万円で、借地期間は50年。今後、土地の貸し付けに関する契約などの諸手続きを経て、同社による宿泊施設の建設、運営が行われる。
対象の土地は、川湯温泉2の旧川湯プリンスホテル跡地と旧ホテル華の湯跡地を含む、同省所管地と町有地の1万5839平方㍍。宿泊事業の概要やオープン時期は未定。
同社は「日本は文化観光は得意で盛んだが、自然観光は改善の余地が大きくあると捉えている。そうした中で環境省の『国立公園満喫プロジェクト』や川湯温泉再生の取り組みついて伺い、貢献したいと考えた。川湯温泉は全国で見ても珍しい強酸性の泉質、温泉川などは魅力的な観光コンテンツ。ロケーションからも道東観光の核となる可能性を秘めた場所と考えている」とコメントしている。
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