フィンランド式サウナを体験する参加者

　壮瞥町教育委員会と、そうべつアウトドアネットワークが主催したサウナ体験会が１１日、町内滝之町の横綱北の湖記念館敷地内であった。町民ら約２０人が、蒸気で温まるサウナの本場・フィンランド式のサウナに入り、心と体をリフレッシュさせていた。

　冬場に最適なアウトドアを推進しようと、昨年に続いて企画した。

　会場となったテントサウナの中には、まきストーブで熱せられたサウナストーンが置かれ、アロマオイルを含んだ水をかけると、蒸気が一気に広がった。体感温度はぐんぐん上昇。参加者は心地良い香りに癒やされ、体が温まると、外の風に当たり一息ついていた。

　同町出身で長野県内の大学に通う西園元登さん（１８）は「一般的なサウナと違いテント内はそれほど暑くなく、長く入ることができて気持ち良かった」と満足した様子で、汗を流していた。

　この日は、スノーシューを履いて町内の果樹園やオロフレ峠を巡るツアーもあった。参加者はフカフカの雪原を歩きながら、樹氷など今の時季ならではの景色を楽しんでいた。