タンチョウ感謝祭の来場を呼び掛ける坂本事務局長

　地域活性化を目指す官民組織の阿寒丹頂の里プロジェクト委員会（吉田守人会長）は、国の特別天然記念物指定７０周年を記念した「タンチョウ感謝祭」を１９日午前１０時から、釧路市阿寒町の阿寒国際ツルセンターで開催する。当日は市民の入館が無料で、タンチョウが降り立つ給餌場の前で神事を行うほか、さまざまなイベントを計画している。

　感謝祭では、同町在住のカップルがタンチョウにあやかって千年の愛を誓う「タンチョウ結婚式」を３年ぶりに同１１時半から開催。午後０時からは同センターの河瀬幸館長が、昨年生まれたひなを紹介しつつ、ツルの生態を説明するガイドも行われる。

　このほか会場では、タンチョウが見られる場所にテントサウナを設置。ラーメンなどのキッチンカーがお目見えするほか、折り鶴ヒコーキの製作、雪玉ストラックアウトなどの体験コーナーも用意されている。同委員会の坂本淳事務局長は「家族で訪れて、心温まる冬のひとときを過ごしてほしい」と話している。