コープさっぽろ湯川店で弁当をＰＲした学生

　生活協同組合コープさっぽろ（札幌）は９日、道南の全１２店舗で函館短大食物栄養学科の学生が考案した「まごわやさしい函短弁当」（税込み４８６円）の販売を始めた。日ごろ不足しがちな栄養を手軽に摂取でき、見た目にもこだわった自信作だ。１２日まで数量限定で販売。

　コープさっぽろと同短大は、学生がレシピを考えた弁当を毎年店舗で販売、今年で７年目を迎えた。同科２年の特別研究の授業の一環。今年は学生１０人が昨年９月からレシピの考案、試作に取り組んできた。

　「まごわやさしい」は、健康や美容に役立つバランスの良い食事のために取り入れたい、野菜や魚介類、豆やきのこなど７品目の頭文字をとった標語。食物繊維やビタミンなどをバランス良く摂取して「生活習慣病の予防してほしい」との思いを込めた。

　コープさっぽろ湯川店では、学生４人が店頭に立ち、売り場の飾り付けや店内放送で弁当をＰＲ。早速買い求める市民の姿が見られた。同店吉田幸子デリカマネジャーは「毎年昼過ぎには売り切れてしまう。今回は見た目も鮮やかなので多めには発注した」と太鼓判を押す。

　同科２年の藤井遥子（とおこ）さん（２１）は「食感や水分量など食べ易さにこだわった弁当です。お年寄りにも食べほしい」と笑顔で話した。