ひだか東農協（本所・浦河、笹島政信組合長）は８日、浦河町大通２の浦河神社社殿で「初午（はつうま）祈願祭」を行った。軽種馬関係者ら19人が参詣し、今年一年の人馬の無病息災と活躍を祈願した。

　初午祈願祭は、２月の初午の日に神前で五穀豊穣や商売繁盛などを祈願する伝統行事。ひだか東農協では、管内の馬事振興を願って、毎年２月の「初午」の前後に祈願祭を実施している。

　はじめに、笹島組合長があいさつ。「とねっこの姿も見られるようになり、スタリオンでは展示会もたけなわで、今年もシーズンが始まってきた。昨年は、多くの馬が活躍し、中央・地方の重賞でたくさんの優勝を獲得した。セリについても活況で、全体としていい風が吹いている。人馬ともに事故なく、ケガなく、目標とする結果が出ることを願いながら、心を込めて祈願しよう」と呼び掛けた。

　神職による祝詞やお祓いが行われたあと、笹島組合長をはじめ、日高振興局の生田泰局長、池田拓浦河町長、ＪＲＡ日高育成牧場の石丸睦樹場長、軽種馬育成調教センターの草野広実理事長、日高軽種馬農協の谷川貴英副組合長理事らのほか、生産者団体を代表して桑田美智代さんが玉串奉奠し、参拝者全員で軽種馬産業の振興と生産馬の必勝を祈願した。

　最後に、参拝者らは、撒下品として神気が籠った馬の飼料を受け取り、強い馬の誕生と活躍を願った。

軽種馬生産関係者が人馬の無病息災などを祈願