アサツキの収穫が始まった根津さんのハウス

　豊浦町では恒例のアサツキの収穫が始まっている。ハウスにはネギに似た香りが漂い、長さ約２０センチのものを丁寧に収穫している。３月いっぱい続くという。

　船見町の根津公男さん（７２）はビニールハウス２棟で約６６０平方メートルを作付けし、約１・５トンを生産している。昨年８月末に球根を植え、１２月上旬にハウスで覆い、今月初めに収穫を開始した。

　今季は冬に入ってから気温が低く、日照時間が少なかったため、１週間ほど遅れたが、出来は例年並みの「良」という。

　農具を使って取った後、根を切って洗った後に１００グラムずつにパック詰め。農協を通して全道に出荷する。道の駅とようらや伊達市観光物産館でも販売している。

　定番の調理は卵とじだが、ホタテのヒモと酢みそであえてもおいしく食べられるという。根津さんは「一足早い春の香りを味わってほしい」と話している。