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苫小牧民報

植苗町内会連合会会長の丹治さん100歳に 苫小牧

苫小牧市植苗で生まれ、同地区の発展に尽力してきた植苗町内会連合会会長の丹治秀一さんが6日、100歳の誕生日を迎えた。100歳で現役の町内会長は例がなく、植苗ファミリーセンターで開かれたお祝い会には連合会役員や市職員ら約40人が駆け付けた。同連合会が運営する植苗保育園の園児らがお祝いの遊戯を披露すると、丹治さんは満面の笑みを浮かべた。

園児から贈られたメッセージカードに相好を崩す丹治さん(右から3人目)

 丹治秀工業と丹治運輸の創業者。8人きょうだいの三男として誕生し、家業の炭焼きや荷馬車による輸送を手伝う日々を送る中、1944年から約2年間太平洋戦争を経験。その後、28歳で結婚し、男3人、女1人の子どもを授かった。

 丹治さんは「35歳から町内会活動に取り組み始めた」といい、57年には地域の安心安全を守るため「植苗自警団」を発足させた。初代団長を務めたほか、70~78歳の時と94歳から現在に至る14年間、同連合会の会長職に従事してきた。

 植苗小中学校のPTA会長も16年歴任。同連合会として中学生を海外に派遣する事業も行うなど、子どもたちに学びの場を提供し、教育活動にも熱心に取り組んだ。

 お祝い会では、連合会役員がケーキを贈呈したほか、植苗保育園の園児10人が祝いのダンスを披露。「園長先生百歳おめでとう」と書かれたメッセージカードもプレゼントされた。

 丹治さんは「大変ありがたい。植苗地区の気候風土、皆さんに育てられてきた」と笑顔で謝辞を述べた。植苗小中学校が今年120周年を迎えることについて、「共に祝いたい。植苗地区は非常に平和。もっと多くの人が住み、生活の基盤が膨らんでくれれば」と期待を寄せた。

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